医学博士ジョン・J・レイティさんが
『本:脳を鍛えるには運動しかない』の中で
ある研究結果を紹介しています。
普通の体育にしかでなかった生徒は10.7パーセントの向上にとどまったが、
「0時限」の授業に出た生徒は17パーセントもの伸びを見せた。※「0時限」とは、1限目の授業の前に運動を行うというもの
小学生の授業の科目に、国語・算数・理科・社会があります。
これらの点数で考えてみると・・・
(A:体育のみ B:「0時限」に出席)
元々全教科50点を取り、合計200点だった子の場合、A:200→221 B:200→234
元々全教科75点を取り、合計300点だった子の場合、A:300→332 B:300→351
この差って大きいですよね!
運動が学力に影響するんです。
近年、学力の低下が問題視されますが、昔に比べて運動をする子が減っているということもあります。
だから、学力が伸びないということも考えられます。
「文武両道」とよく言いますが、実際には「武文両道」で、
運動が先に大事なんです。
運動が苦手な子は、
実は点数も”ソン”してしまっているんです。